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一般財団法人和歌山県医師会

新年を迎えて

和歌山県医師会長 寺下 浩彰

和歌山県医師会長 寺下 浩彰

新年あけましておめでとうございます。会員の皆様方にはご家族お揃いで健やかな新春をお迎えになられた事と存じます。平素は和歌山県医師会の会務運営に対し一方ならぬご支援とご協力を頂いていることに、また、日夜地域医療の発展、向上にご尽力頂いていることにあらためて心から御礼申し上げます。

さて、昨年は春には、高野山開創 1200年祭が執り行われ、また、秋には第70回和歌山国体きのくに和歌山大会として、実に44年ぶりに開催されました。その際には、皆様のご協力を得て、来県された多くの皆様方におもてなしの心で対応して頂き、健康サポート等多方面で御尽力いただきました。お蔭をもちまして、この二つの大きな事業が成功裏に開催され、また国体では立派な成績を収められたことは、和歌山県人の一人として心から喜びたいと思います。このことを契機として和歌山の元気を全国に発信できればと考えております。さて、一方我々医療界を取り巻く状況を考えてみますと、皆保険制度を取り巻く状態、専門医制度 地域医療構想の構築等々、すでに動き出している問題が多くあります、そしてそのすべてが先生方の明日からの医師としての生活を大きく変える可能性のある問題ばかりです。少子高齢化の益々の進展に伴い社会保障制度の再構築が喫緊の課題となってきている状況の中、我々は国民の命と健康を守るプロ集団として、医師会綱領にもられている国民への約束をきっちりと守ってゆく覚悟が必要になってくると考えています。いまこのようにしている間にも、医療基本法の制定、新たな専門医制度、地域医療構想、地域包括ケアシステムの構築、医療におけるマイナンバー制度等々、我々の叡智を結集して対応して行かなければならない状況の変化が進んでいます。今、この拙文を書いている時にも、2015年の今年の漢字が日本漢字検定協会から発表されました「安」だそうです、安保の安、不安の安だそうです、まさに現在の世相を反映している言葉ではないかと思います。せめて、我々医療界に於いては、不安の安を、安心の安にする為に全力で頑張っていかなければならないと考えています。

このように、我々の眼前には、解決しなければならない問題、あるいは不安の種が山積しております、例えば医学医療に係る素晴らしい研究成果は多くの人々の命を救う極めて素晴らしい成果であり、世界から称賛されて当然であります。その成果に知的財産権を持ち込み、極めて高価な薬剤が市販されている昨今の状況を見るとき、果たしてこれでいいのだろうかと考えてしまいます。

勿論これらの成果に一定の評価、アドバンテージを与えるのは当然だと考えますが、それには限度があるように思います。人の命に直接かかわるような業績については、原則として、人類共通の財産として共有されるべきものだと思います。これはほんの一例ですが、我々はこのような問題についても一定の見識を持つことが求められてくると思います。その基盤となるのが、医師としての職業倫理ではないかと考えます。日医の倫理綱領にその精神が織こめられています、一人でも多くの、想いを同じくする仲間の参加を得て、我々、県医師会執行部一同は、よりよい地域医療の発展のため、また会員各位が倫理綱領に盛られた医療活動を安心して続けられるようこれからも頑張って参ります。今が踏ん張りどころであり、一歩も引きさがれない、極めて大事な時であると考えています。まさにピンチがチャンスであると考え、会員皆様方と共に、国民に健康と安心をもたらすため、世界に誇るべき、皆保険制度を基盤とした地域医療体制を強化、発展させるため力を合わせて頑張って参りたいと考えております。どうか、倍旧のご理解とご支援をお願い申し上げます。

新年が先生方にとって輝かしい、幸せな年になりますよう祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

 

和歌山県医師会長 寺下 浩彰

 

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